入試問題【過去問】

2025年度入試 過去問題

総合型選抜

公開している適性検査問題は2025年度入試(総合型選抜)で出題したものです。2026年度入試の総合型選抜では、入試方式によっては出題範囲や試験時間が変更になっているので、注意してください。

2026年度総合型選抜適性検査方式(英語)の出題のポイント

【解答形式・出題内容・対策】

  • 解答形式はすべて記号選択式です。
  • 文法・語法及び英作文の問題を通して、これまでに学修した英語の基礎力を測ります。なお、長文読解、会話文、リスニングの問題は出題しません。
  • 文法・語法については、空所補充問題で、それぞれ与えられた語(句)を選ぶ形式で出題します。
  • 英作文に関しては、語句整序問題で、各日本文の意味になるように、それぞれ括弧内に与えられた語(句)を並べ替えて正しい英文を完成させる形式で出題します。
  • 基礎的な文法・語法の知識や、基本的な英作文ができるような語彙力をしっかり身につけておいてください。

2025年度一般A・B日程入試 出題の意図

【数学】
  • 出題形式:穴埋め式+記述式(看護学科は穴埋め式のみ)
  • 出題意図:基礎力と処理力の両方を評価 教科書の内容を習得しているかどうかを問う基本的な問題と若干の応用問題。
  • 特徴的な問題例:数学Ⅱ,Ⅲからは微分積分の典型問題(接線・面積)、数学Aからは、場合の数と確率、平面図形の典型問題、記述式問題では、解法の構成を記述する力を見る。
【英語】
  • 第1問 短文の語句空所補充問題
    • 基本的な文法・語法の知識について、英文中の空所を補充する語句を選択する形式で試す問題である。
  • 第2問 類語選択問題
    • 基礎的な語彙力や熟語の理解度について、文中に傍線で示した語句と同じ意味を表す語句を選ぶ形式で試す問題である。
  • 第3問 選択式会話文補充問題
    • 自然な会話となるように、会話文中に設けた空所を補う適切な英文を選択する形式で、頻出する基本的な会話表現だけでなく、その会話がおこなわれている状況を把握し、全体の流れを理解する力を試す問題である。
  • 第4問 読解問題
    • 文化・社会・科学等に関する一般的な内容の英文(440語から600語前後)を読んで、内容説明・内容真偽・指示語の内容などについて、英問英答を含む選択形式で問い、全体の大意を理解しながら、文法や語彙に関する知識を用いて細部まで正確に読み取る基本的かつ総合的な英語力を試す問題である。そのため、基本的・標準的な難易度を超えると思われる語句等については、本文末に注を付している。
【理科(物理)】
  • 本試験問題は、大学入学者選抜において受験生の物理学に関する基礎的素養と応用的思考力を多面的に評価することを目的として作成した。問題構成は「小問(基礎事項の確認)」と「大問(グラフや図を用いた思考力の評価)」に分かれており、以下の観点を総合的に測定する。

  • 1. 基礎的理解力:主要分野の基本法則や概念の理解度
  • 2. 計算力・処理能力:基本法則を正しく数値計算に適用する力
  • 3. 状況把握力・応用力:与えられたグラフや図から現象を把握し、適切に物理法則を用いて考察する力
    • 小問では「基礎理解力」と「計算力」を幅広い分野(力学・電気/磁気/直流回路・波動/音/光)から確認し、大問では「状況把握力」と「応用的思考力」を重点的に評価する構成とした。これにより、受験生が単なる知識暗記や機械的計算にとどまらず、物理現象をモデル化し論理的に考察する能力を有しているかを総合的に判定することを意図する。

  • (1) 小問(基礎事項の確認)
    • (1-1) 力学小問題 出題意図: 質点・剛体のつり合い、運動の表し方(変位、速度、加速度)、ニュートンの運動法則、力学的エネルギー保存則、運動量保存則といった基本概念の理解と基礎計算力を確認する。受験生が力学現象を物理法則に基づいて定量的に扱えるかを評価する。
    • (1-2) 電気・磁気・直流回路小問題 出題意図: オームの法則、キルヒホッフの法則、電場・磁場の基礎概念、電磁誘導の初歩的理解などを問う。直流回路に関する基本的知識と計算力の定着度を確認し、電気・磁気現象を定量的に扱えるかを評価する。
    • (1-3) 波動・音・光小問題 出題意図: 波の式、反射・屈折、干渉・回折、音波の共鳴条件、光の波動性といった基礎的事項を問う。基礎法則を日常的な現象に関連付けて理解しているかを確認する。
  • (2) 大問(思考力の評価)
    • (2-1) 力学大問題出題意図: 高校物理における力学分野の総合的理解を確認することを目的として出題する。物理的状況を示す図やグラフを与え、そこから物理的状況を読み取り、運動方程式、力学的エネルギー保存則、運動量保存則等を用いて論理的に考察する力を評価する。
    • (2-2) 電気・磁気・直流回路大問題 出題意図: 高校物理における電磁気学分野の総合的理解を確認することを目的として出題する。物理的状況を示す図(回路図も含む)やグラフを与え、そこから物理的状況を読み取り、クーロンの法則、電場・電位の概念、あるいは磁場とローレンツ力の関係、直流回路に関する基礎知識、電磁誘導の法則等を用いて論理的に考察する力を評価する。
【理科(化学)】
  • 出題意図
    • ・基礎的な化学知識を理解しているかを確認
    • ・化学式や反応の量的な関係に基づいた基礎的な計算を行えるかを確認
    • ・化学の各分野の基礎的な計算を行えるかを確認
  • 具体例
    • ・原子・イオンの構造・電子配置や化学結合の基礎事項,固体の構造に関連した計算,物質量と物質に含まれる原子数や原子1個当たりの質量に関連した計算など
    • ・気体の性質の基礎事項や状態方程式などの計算,物質の状態変化や溶液の性質の基礎事項,溶液の濃度や希薄溶液の性質に関連した計算など
    • ・酸と塩基,化学反応と熱,電気分解,反応速度,化学平衡の基礎事項や計算など
    • ・非金属元素,典型金属元素,遷移元素の性質の基礎事項,化学反応の量的関係の計算など
    • ・脂肪族炭化水素,酸素を含む脂肪族化合物,芳香族化合物,高分子化合物の構造や性質の基礎事項や反応の量的関係の計算など
【理科(生物)】
  • 生物に関する基礎的な知識の理解度を確認するとともに、その知識を応用して生命現象を考察できる力を評価する。
  • (具体例)
    • ・遺伝子発現の調節や環境応答を含む生命現象とその仕組み
    • ・生態系および自然観察や実験を通した生物と環境との関わり
【国語】
  • 工学技術の発達に伴い、情報の受信・発信が容易になり、国語力の重要性がより一層増しているという認識のもと、国語力評価を目的として、人間の生き方や物の考え方、さらには理学や工学、情報、環境、生命などに関する評論を正しく理解できるかを問う。

  • (特徴的な出題例)
    • ・文学や文芸評論、科学史や科学技術、情報、環境、生命、哲学といった分野の文章。
    • ・語句の意味、用法、故事熟語などの基礎知識問題。