株式会社本田技術研究所
材料研究センター
リジェネラティブ材料研究室
先端コア材料ブロック
  山口 彩夏 群馬県立沼田女子高等学校出身
工学部機械工学科
2018年3月卒業

目標をエネルギーにして 充実の研究活動ができた大学生活

神奈川工科大学を選んだ理由

高校時代から自動車メーカーを目指し、1年次から就職活動で他大生と競える力を養いたいと考えていた私にとって、KAIT 工房で実習以外にもものづくりの実績が積め、卒業研究や就職のためのカリキュラムが整っている神奈川工科大学はとても魅力的でした。

大学時代

大学のKAIT工房でティーチングアシスタントをし、教える側になることで、ものづくりの本質をより理解できました。また、3年次から卒業研究に取り組めたので、より知識が深まり研究成果にもつながりました。卒業研究ではバイオミメティクスに注目し、建材に使用される曲がる石の性質を模倣する研究に取り組みました。研究活動を通じて、誰もやったことのないことを試して、その仕組みなどを明らかにしていく楽しさを学ぶことができました。

現在の仕事

自動車メーカーで、数年先ではなく、もっと先の自動車に必要な材料を研究する仕事をしています。遠い未来で求められる機能や価値を、論理的根拠から設定し、材料の成分配合や製造方法を考え、狙い通りの機能や価値を生み出せるようトライ&エラーの日々です。まずは自分が考案した材料の製品化が目標ですが、最終的に私の研究で世に出た製品に触れたお客さまが喜ぶ姿を見ることを目指しています。

高校生への

目標があると、それがエネルギーとなって濃い時間を過ごせます。そういう日常がカラフルになるような大学生活を送ることは、その後の人生にも生かされます。研究職はハードルが高い印象がありますが、プロセスに沿って考えていけばできる仕事です。私はそれを神奈川工科大学で学びました。みなさんもぜひ挑戦してください。