パナソニック システムデザイン株式会社
サービスデザイン2部 ソリューション開発課
  酒井 貴洋 私立星槎高等学校出身
工学研究科電気電子工学専攻博士前期課程
2022年3月修了
創造工学部ホームエレクトロニクス開発学科(現 工学部電気電子情報工学科)
2020年3月卒業

大学時代に培ったコミュニケーション力が システムエンジニアの日々の仕事で役立っています システムエンジニアの 日々の仕事で役立っています

神奈川工科大学を選んだ理由

将来、身近に使う家電製品などを中心に「ものづくり」をしたいと考え、そのための知識と経験を得られる大学を探していました。その中で、私の考えに最も近かったのが神奈川工科大学のホームエレクトロニクス開発学科です。オープンキャンパスで、先生から大学での学びがどのような仕事につながるかを教えていただいたことや、実験・工作の授業、企業連携プロジェクトといった体験的なカリキュラムがあることが、進学の決め手になりました。
※現 工学部 電気電子情報工学科

大学時代

特に印象に残っているのは、3年生の企業連携プロジェクトです。機器同士を連携し制御するIoT技術に興味を持ち、「学習机に適した照度に電動ブラインドを自動制御するプロジェクト」に参加しました。企業の方や先生、先輩に進行状況やプロジェクトの内容を伝えて、確認しながら次の提案していくのは大変でした。しかし、この経験を通じてコミュニケーション力や自分の考えを伝える力が身につきました。その後、卒業研究および大学院では、HEMSやネットワーク家電の研究に取り組みました。機器を連携させることで、住宅や公共施設などより多くの人が利用する「モノ・コト」に対して取り組むことができると感じたことが、現在のシステムエンジニアの道につながりました。
※HEMS:「Home Energy Management System(ホーム エネルギー マネジメント システム)」の略。家庭で使うエネルギーを節約するための管理システム。

現在の仕事

システムエンジニアとして、空港の搭乗ゲートで使用されているシステムの初期設定や変更作業を支援するツールの開発に携わっています。搭乗ゲートのシステムは、全空港で度々新たな設定や変更があるため、作業員が対応するパソコンは数千台にものぼります。この大変な作業を作業員の方が限られた時間で行えるように、私たちの会社では支援ツールの開発に取り組んでいます。影響範囲が大きい仕事のため緊張感がありますが、自身が携わった仕事が搭乗ゲートという目に見える形で役立ち、多くの人にご利用いただき貢献できていると思うと、やりがいを感じています。日々の仕事で、お客様が求めていることを理解した上での提案や、社内での情報共有をすることが多いです。その際、大学時代に培ったコミュニケーション力が大いに役立っています。

高校生への

私は自分から話すのは苦手でしたが、大学の研究や授業では自発的に動かないと先に進まないので、話し方や聞き方を考え、試行錯誤しながらコミュニケーション力をつけていきました。先生との距離感が近く相談がしやすかったことも、コミュニケーション力を高める上で役立ちました。神奈川工科大学では、実践的な学びを通して様々な方と交流しながら、ものづくりに挑戦できる機会がたくさんあります。ぜひ、知識・技術的なことと共に、コミュニケーションを取っていくことにも挑戦してみてください。