Side Stories

サイドストーリーズ
Vol.4

オープンキャンパスで高校生に
神奈川工科大学の魅力を伝えたい!
広報学生スタッフの活動とその魅力

神奈川工科大学のオープンキャンパスでは、大学職員と一緒に学生スタッフ(学生団体「広報学生スタッフ」)が、様々な企画や運営に携わっています。ユニフォームの青いポロシャツを着て、キビキビと動き、参加者の質問に笑顔で答えるスタッフたち。そんな学生スタッフの一人で副リーダーの井筒美里さん(応用バイオ科学部 応用バイオ科学科4年)に、学生スタッフの活動内容やその魅力などについてお聞きしました。

なぜ学生スタッフに?その仕事とは?

高校時代、色々な大学のオープンキャンパスで学生スタッフの方と話して、大学の雰囲気や「大学生になること」を身近に感じられた経験があります。その頃から、私も大学生になったら「進路に悩んでいる高校生の力になりたい!」と思う様になり、神奈川工科大学に入学後、メンバー募集のチラシ見てスタッフに加わりました。

主な仕事はオープンキャンパスの企画と運営です。オープンキャンパスの準備は2〜3カ月前から始まります。様々なパネルを作成したり、来場者にイベント内容を説明するための練習会や、私たちが中心となって行う企画「キャンパスツアー」の練習も行っています。

そして当日は、来場者の誘導から始まり、タイムスケジュールに沿って私たちが担当するイベントを運営していきます。

学生イベント*の一つ「在学生トークコーナー」では、私たちの経験を元に参加者の方のさまざまな質問に答えるほか、キャンパス内の施設や入試の体験談などを大きなパネルにして展示します。このパネルは、オープンキャンパスの数か月前から企画書を作り、内容を検討し、施設の撮影許可を取ったり取材を行ったりしてポスターに仕上げています。

*学生スタッフが携わるイベントは、オープンキャンパスによって異なることがあります。

  • キャンパスツアー

  • 在学生トークコーナー

  • 作成したパネル

Profile

応用バイオ科学部 応用バイオ科学科 4年

加藤学園高等学校出身

井筒 美里さん

「広報学生スタッフ」では2年次に学年代表を務め、現在は副リーダーを務めています。また、部活動では「神奈川工科大学車いす修理屋 (KWR)」に所属しています。
趣味はドラマを見ることです。一番好きなのは医療ドラマですが、恋愛ドラマも刑事ドラマも全部見ています。音楽を聴くのも好きで、最近はNiziUにはまっています。

Message

「広報学生スタッフ」リーダー
佐竹 武冴士さん(工学部応用化学科 4年)

「広報学生スタッフ」では資料の整理や今後の日程管理など、様々なところで助けてもらっています。彼女のすごいところは、どんな時でも「最善を尽くそう」と努力し続ける所です。そんな姿に僕自身何度も助けられました。
まだまだ助けてもらうことがあると思いますが、今後ともよろしくお願いします!

学生スタッフになって良かったこと

何より交流の輪が広がりました。活動を通して、他学科の学生や様々な価値観を持つ人とコミュニケーションをとることができました。色々なことを事務的に覚えるのではなく、他の人と交流を持ちながら楽しく知識が得られるところも、学生スタッフの魅力かなと思います。オープンキャンパスの当日は、こうして得られた生の声や生きた知識を高校生に伝えたりもしています。「在学生トークコーナー」で高校生や保護者の方と話すのも楽しいです。

その他、パネルづくりなどを通して「お客様目線」で物事を考えられるようにもなりました。企画書を作成することができる様になったり、人前で話すことに慣れ、プレゼンテーションの力が身についたり、メールでのやりとりを通して、社会人のスキルを学べたのも、学生スタッフをやっていたからこそだと思います。また、こうした活動がきっかけでパソコンに興味をもち、3年生の時には、MOS(マイクロソフトオフィス スペシャリスト)の試験を受けて合格しました。1、2年生の頃は、スキルアップした実感がなくても、3、4年生になって就職活動をするようになると、学生スタッフとしてやってきたことが役立っていると実感する機会が多いです。

今年は「広報学生スタッフ」のメンバー募集をオンラインで行っています。左の写真は来場者へ配布するグッズの説明をしているところです。

私のもう一つの活動 神奈川工科大学車いす修理屋 (KWR)

広報学生スタッフ以外に「神奈川工科大学車いす修理屋 (KWR)」という車椅子の修理をする部活動にも所属しています。コロナ禍以前は、老人ホームや障がい者施設に訪問して車椅子の点検をしたり、大学に持ち帰ってきて修理をして返却したり、海外に出向いて車椅子を修理したり、修理方法を教える講習会も開催していました。「他に人の役に立っている」ということを実感できる、また車椅子の修理活動を通して幅広い年代の方々と交流を深めることができるのがKWRの魅力です。ただ、現在は新型コロナウイルス感染症の影響で活動はストップしています。今は、車椅子の修理にこだわらず誰かの役に立てるような防災活動や、大学、行政を通しての修理活動など、今後の方向性を検討しています。

高校生のみなさんへ

コロナ禍でオープンキャンパスに来ていただくのが難しいかもしれないのですが…。実際にキャンパスを見て、学生と話さないと分からないこともたくさんあるし、学生の生の声を聞くことで、大学生活のイメージも湧きやすくなるのではと思います。もしオープンキャンパスに来ることがあったら、ぜひ学生スタッフに声をかけてみてください!

私は高校時代、大学に進学をするかどうかで悩んでいましたが、実際に進学をしてみると、いろいろな学科の学生がいて交流の輪が広がりました。「広報学生スタッフ」や「KWR」などの団体に所属することで、多様な価値観を知ることもできました。何より仲間や知り合いが増えることが大学生活を楽しくするものだと思っています。勉強や実験、団体での活動の中で、正直苦しいと感じる時期もありましたが、それを乗り越えることができたのも、そばで支えてくれる仲間の存在があったからだと思います。大学に入学したら、4年間は本当にあっという間なので、たくさん友だちを作って楽しいキャンパスライフを送ってください。