理系女子のミライ
母校の神奈川工科大学 健康医療科学部
管理栄養学科で助手をしています
神奈川工科大学 健康医療科学部 管理栄養学科 助手
竹内 悠
応用バイオ科学部 栄養生命科学科※ 2018年3月卒
大学院応用化学・バイオサイエンス専攻
博士前期課程 2020年3月修了
(※現 健康医療科学部 管理栄養学科)
助手2年目 今のワタシ
やりがいは?
学生実験の内容や課題について質問に来てくれた学生の「わからない」が「わかった!」に変わった瞬間にやりがいを感じています。質問に来てくれた学生と一緒に、実験の基礎的なところから結果までの流れを確認しながら説明したときに、学生から「ああ、そういうことだったんですね!」という言葉が聞けたときは手応えを感じます。
レポートの添削では、付箋に一人ずつコメントを書いて伝えています。計算の仕方が違っているときには、大きな付箋に計算式を書いて、どこが間違っているのかを具体的に伝えるようにしています。私もそうでしたが、授業を受けたからといって全部理解できているわけではないので、その都度できないことに気づいて、解決できれば学びに繋がります。学生たちが「わかった」ことをきっかけに、大学での勉学がおもしろいと感じでくれたら、とてもうれしいです。
助手2年目 今のワタシ
ワタシのプライベート
趣味はリラックマ関連のグッズを集めることで、特にキイロイトリが好きです。リラックマたちのいつも自由でゆるい可愛さが好きで、毎日癒されています。リラックマのイベントにもよく参加していて、先日はコリラックマの登場20周年記念イベントの「富士山ビュー特急(コラボスイーツ特急)」に乗ってきました。
出かける時にはいつも一緒!リラックマの「ぽんぽこきょむぐるみ」と富士山ビュー特急のイベントで購入したキイロイトリ(一番右)。
ドライブのときはダッシュボードの上にスタンバイ!
ナスとトマトのチーズ焼きと餃子ピザ。
料理は作るのも食べるのも好きです。
グラタン、白ゴーヤの梅和え、カレー。
今日は何を作ろうか?と考えながら帰宅します。
助手2年目 今のワタシ
大学・大学院生活を振り返って思うこと
管理栄養学科は、国家試験を受験するために必要な科目やレポートが多いので、同級生と励まし合いながら取り組んでいました。なかでも忘れられないのが、2年生後期の給食経営管理実習です。班ごとに献立を立て試作をして、約100人分の給食を作るという実習です。給食経営管理実習室での当日の各自の動きまで細かく考えて臨みました。実習が無事に終了したときの達成感は今でも忘れられません。
給食経営管理実習の経験を踏まえて、社員食堂や学校給食などで行われる臨地実習に行き、3年生になると病院施設で行われる臨地実習に向けての授業や実習が始まります。1つ終わった、次はこれ!というように、みんなで協力しながら一歩ずつ達成していきました。こうした経験をみんなで分かち合えたので、大変でしたが楽しい4年間でした。当時の仲間とは今でもつながりがあり、集まったときには笑って思い出話をしています。
臨地実習に行くにあたり、先生方から社会に出るための一歩として礼儀やマナー、身だしなみについて指導されるので、就職活動をする頃には、何も言われなくても当たり前にできるようになりました。先生方からご指導いただいた心構えやマナーは、社会に出てからもとても役に立っています。
<大学院での生活>
国際学会を含めて学会発表を1年に3回やらせていただき、先生からの勧めで論文も執筆しました。大学院時代の研究は細胞培養が基本だったので、細胞の育ち具合にあわせて自分が生活しているようでしたが、今しかできない!と無我夢中で実験をしていました。
助手2年目 今のワタシ
高校生へのメッセージ
高校時代に生物を履修していなかったので、大学入学後に友達に教えてもらったり、大学内にある基礎教育支援センターに何度も通ったりして勉強しました。基礎教育支援センターでは、個別に基礎から教えてもらえますが、管理栄養学科への進学を考えている方は、高校時代に生物や化学を履修しておくと大学での勉強が理解しやすいです。
また、大学では専門分野の授業のほかに、自分で選択して学べる科目があり、専門とは違う学問に触れられます。私の場合は選択科目で学んだことが、研究に興味を持つきっかけになり、社会に出てからも役立ちました。大学生になったら、ぜひ色々なことを学んで視野を広げてください。
前職で、大学院で講師をされる先生の補助としてテキストの作成に携わりました。そのなかで、食品について基礎から学べる講義資料を作ったことがきっかけで、自らの経験を活かして管理栄養士を目指す学生に、学ぶことのおもしろさや楽しさを伝えたいと思ったことが、転職につながりました。